セクション別解説:IELTS Listening(リスニング)Section
IELTSのリスニングセクションは、
TOEFLiBTより難易度の低いセクションです。
IELTS(アイエルツ)リスニング試験内容:
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下記のように全てのセクション別に環境設定や登場人物の数が違います。セクション1〜2は日常生活で起こりうる題材なので比較的聞き取りやすいですが、セクション3〜4は高校や大学といった教育機関の話題に題材も限られていますので、専門知識などが必要になり正確に聞き取るのは困難になります。
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リスニングセクション問題形式について
日常的な会話や話し言葉や説明といった比較的身近な話題から、講義、セミナーまで多岐にわたる内容が出題されます。上記のような環境で話された内容の会話や文章が録音されたテープを1回だけ聞き、その内容に関する質問に答えていきます。録音は一度しか聞くことができません。
IELTS Listeningセクションの大きな特徴は、TOEFLと違い、問題を聞きながら問題用紙にメモを書き込む事が出来る事や、回答後に解答用紙に回答を書き込む時間が別途与えられている点です。
問題構成はTOEFLと異なり、選択肢が5個以上あることや、電話番号や数などを正確に答える記述形式があったりと多岐にわたります。問題形式がマークシート形式のみのTOEFLと違い、記述形式も多く出てくるので正確なライティングスキルも要求されます。
IELTS Listeningセクションには、選択問題や記述形式だけではなく、チャートや表を完成させる問題や、穴埋め問題、サマライズ、マッチングといった様々な形式の問題が出てきますので、本番までに十分慣れておくことが重要です。
問題の種類:
1) Multiple-choice 選択問題
2) Short Answer ショートアンサー
3) Sentence Completion 文章完成問題
4) Chart Completion チャート完成問題
5) Flowchart Completion フローチャート(流れ図)完成問題
6) Graphs グラフ問題
7) Tables テーブル問題
8) Summarizing サマライズ(まとめ)問題
9) Classification 分類わけ問題
10) Matching マッチング
11) Selecting from a list リスト選択問題
イントネーションや発音について
IELTSはケンブリッジ大学 ESOL Examinations、ブリティッシュ・カウンシル、IDP Education Australiaといったイギリスやオセアニアの機関が運営、管理していますので、アメリカ英語に慣れている方は細かいところを聞き間違う可能性があります。
ただ昨今、特に米国や英国など海外の大学では、様々な国籍の教授が在籍していることが多いため、IELTSでも以前よりブリティッシュイングリッシュに偏った傾向はなくなっています。現にリスニングの教材にも様々なイントネーションが出てきますし、スピーキングセクションでも英国以外の国籍の試験管が担当することが多くなってきています。
そのため今後はブリティッシュイングリッシュだけでなく、様々な英語に慣れていくことが重要です。
IELTS(アイエルツ)
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