IELTSスピーキング勉強方法について:
必須スピーキング力について
スピーキングセクションは単なる英会話力ではない、
与えられた課題に対して的確な回答が出来る能力が重要です。
ただ英会話力を鍛えても短期間でのスコアアップは望めません!
皆さんの中には、留学経験があったり英会話学校に通っていたりで、IELTSの学習はまだしていなくても英会話には自信のある方もいらっしゃるかもしれません。
それはもちろん素晴らしいことです。しかし、そのことがIELTSのスピーキングに関して絶対的に有利かといえば、必ずしもそうではありません。IELTSのスピーキングは少し特殊で、普通に会話するわけではなく、与えられた課題に対して回答する形式の、所謂「スピーチ」になります。普通に会話をすることはあっても、スピーチを日常的にする人はやはり少ないかと思いますので、専用の練習が必要になります。
逆に考えると、英会話なんてやったことがないという人でも、練習次第で高得点を取ることは可能だということです。
IELTS必須スピーキング力について
スピーキングの学習を始めるにあたっては、まずスピーキングにはどんなタスクがあるかを把握し、できれば以下の順番で進めていくようにしましょう。
Part 1: 自己紹介・挨拶 (4〜5 分 )
Part 2: スピーチ (3〜4 分 )
Part 3: ディスカッション (4〜5 分 )
基本的にはこの流れですが、本番まで時間がない方や、どこから始めても問題ないレベルの方は、同時に進めても構いません。
上記の通り1〜3のパートで進みますが、どのパートも4,5分で完了します。そのため、自己紹介、与えられたテーマに関しての簡単なスピーチ、そしてそのスピーチの内容について簡単なディスカッションが出来れば問題ありません。
Part1: 自己紹介・挨拶
これはスピーキングセクションのウォーミングアップになりますので、それほど緊張する必要はありません。
通常貴方の家族構成や現在の仕事について、または趣味、ホームタウンなどについて簡単な質問をされます。そういったことに簡潔に答えることができれば問題ありませんので、高度なスピーキング力、会話力はまったく必要ありません。外国人のお知り合いがいたり、英会話に通っていらっしゃる方は簡単な自己紹介をできるようになっておきましょう。
Part2: スピーチ
このパートがIELTSスピーキングセクションの最も重要なパートになります。通常課題が記載されたカードを渡され、その課題に対してのスピーチを行うことになります。
その際の課題は難しいものではなく、身近な内容になりますので回答内容を考えることは難しくないのですが、論理的展開を持って順序立てて話すことに訓練を必要とします。通常課題は以下のような内容になります、
Describe a gift you have received that was important to you
You should say,
Who gave it to you and for that occasion
What it looks like and how you use it
Why it is important to you
You will have one to two minutes to talk about this topic
You will have one minute to prepare what you are going to say
こういった課題は通常IELTSの問題集に数多く記載されていますので、課題に対しての回答をまずは自分で作成することから初めていきましょう。具体的なプラクティス方法はこちらで解説しています。
また、この課題の中でもポイントは、
Why it is important to you.
です、つまり、回答した答えの根拠をしっかりと具体的な根拠を示しながら答え、相手を説得できるか、という点が問われます。
Part3: ディスカッション
ディスカッションはPart2で答えた内容に関して試験管からいくつか質問があります。
Part3 Example
Do you enjoy giving and receiving gifts? Why or Why not?
Who usually gives you gifts?
Who do you give gifts to?
In you country, when do people usually give gifts?
What kind of gifts do they give then?
Do you think gift-giving customs are different now than they were in the
past? How?
Do you think they will change in the future? How?
以上のような内容に関して回答する必要がありますので、Part2で行うスピーチの内容はできるだけ精通した内容(つっこんだことを聞かれてもある程度答えられる内容)にしておく必要があります。
勉強方法とはできるだけスピーチの設問に対して考えた回答に対して付属する質問を自ら作成し答えられるようになっておくことです。
IELTS(アイエルツ)
勉強法について
リスニング勉強法
- ・必須リスニング力について
- ・ディクテーションの勉強方法
- ・シャドーイングの勉強方法
- ・リプロダクションの勉強方法
- ・ノートテイキングの勉強方法
スピーキング勉強法
- ・必須スピーキング力について
- ・スピーチ力の勉強方法
- ・ディスカッション力の勉強方法
ライティング勉強法
- ・必須ライティング力について
- ・ライティングの勉強法
- ・ライティング勉強法の注意点