IELTSリスニング勉強法について:
シャドーイングの効果的方法
シャドーイングはスピーキング力を上げるだけでなく、
IELTS対策全体のモチベーションを上げてくれます!
IELTS対策の中でシャドーイングが最も面白い。
シャドーイングというと音声の後についてスピークアウトするプラクティスですが、今まで単語を覚え、長文を読み、ディクテーションで必死に聞こえたことを書き写す作業を繰り返してきた方なら、このシャドーインは非常に興味深いものとなると思います。
ただ聞きながらスピークアウトする必要がありますので、ある程度プライベートなスペースと時間が必要となります。 ただひたすら机に向かい英語聞き、そして書いてきた皆さんにとって、英語をアウトプットする経験は必ずIELTS対策全体のモチベーションを上げてくれると思います。
しかし、このシャドーイングも正しく行いませんとIELTSといういう非常に専門性の高いテストでは意図した効果が得られません。そのため、まずはその正しい方法に関して解説致します。
シャドーイングの正しい方法について
シャドーイングの正しい方法を解説するうえでまず大事になるのが使用する教材です。使用する教材は、必ず既にディクテーションまで完了している教材を使用して下さい。
なぜなら、聞きながらしゃべるということは想像しているより難易度が高く、ディクテーションで書き写すことが出来るようになった教材でないとなかなかシャドーイングすることができません。
そのため、必ず
@ ディクテーション
↓
A シャドーイング
という順番で進めて下さい、
ディクテーションが終わっていない教材をしようしてもうまくスピークアウトすることが出来ませんので、前述したモチベーションの向上は狙えません。
また、シャドーイングというとどうしても興味のある映画やドラマを教材にしたいという方が多いですが、そららを利用するとモチベーションが確かに上がりますが、学術英語(Academic
English)に限定したIELTSという専門性の高いテストにおいては効果的ではありません。
確かにご旅行や友人との会話など、所謂英会話力を上げるためであればそれでも問題ありませんが、今回は最短距離でIELTSの目標スコアを取得する、という目的には沿っていません。
シャドーイングの目的を理解する
シャドーイングの目的を正しく理解している方は実はそれほど多くありません。リスニング力を鍛えるために行うシャドーイングは、皆さんの発音やイントネーションの矯正や、英会話力を上げるためではありません。
IELTSリスニング対策で行うシャドーイングの目的は、知らない音を憶える(暗記)することにあります。
意外と皆さん意識することがありませんが、リーディングで知っている単語と知らない単語があるように、リスニングでも知っている音と知らない音があります。
しかもリスニングの場合は一つ一つが明確に分かれている単語と異なり、二つの単語がくっ付いて一つの音になることも多いのが現状です(would haveやcould
haveのような音)。そのため、単語としては知っているが、リスニングで聞くと知らない音、ということも多々あります。
しかしこれは厳密には「知らない音」ですので、この単語、またはこの単語が並ぶとこういう音になるのか、ということを実際にスピークアウトとし暗記していく作業が必要となります。
この知らない音を探す作業はディクテーションで終わっていますので、シャドーイングではそれらを暗記していく作業に移る訳です。
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